iPhoneでもマイナンバーカードが使えるようになった背景
2024年6月24日より、ついにiPhoneでもマイナンバーカード機能の搭載が可能となった。これまでAndroid端末のみが対象であったが、Appleとの技術的な連携が整い、日本政府の方針のもと、ようやくiPhoneへの実装が実現した。
この対応により、わざわざカードを持ち歩かなくても、iPhoneひとつでマイナポータルへのログインや各種証明書の申請、公的個人認証といった機能が使えるようになった。キャッシュレス決済やデジタル運転免許証など、スマホがあらゆる身分証明・手続きの起点となる未来が、現実に一歩近づいたといえる。
ここでは、実際にマイナンバーカードをiPhoneに取り込む方法を、ステップバイステップで解説していく。


対応機種と必要条件を確認しよう
まず確認すべきは、自分のiPhoneがマイナンバーカードの取り込みに対応しているかどうかである。対応機種は以下の通り。
- iPhone XS、XR以降の機種
- iOS 17.4以上がインストールされていること
また、以下のものを事前に準備しておく必要がある:
- 有効なマイナンバーカード(電子証明書が有効なもの)
- マイナポータルアプリ(App Storeから無料ダウンロード可能)
- マイナンバーカードの暗証番号(4桁と6〜16桁の2種)
上記を確認できたら、さっそくiPhoneへの登録に移ろう。
スマホ画面で操作しながら登録する手順
ここからは、実際のスマートフォン操作画面をベースに、登録手順を見ていく。5分ほどで簡単に登録できたので細かい操作方法は割愛するが、注意が必要な箇所のみ補足説明を入れた。


「追加をはじめる」ボタンをクリックする。




















なかなか照準が定まらず、少しもたついたが適当にスマホのカメラを動かしていたら撮影できた。








iPhoneの背面カメラの下部あたりにマイナンバーカードを重ねるようにしてかざす。NFC機能により自動でカード情報が読み取られる。数秒〜十数秒ほどで読み取りが完了。






忘れないように実物のマイナンバーカードと同じ暗証番号に設定した。


こちらも忘れないように実物のマイナンバーカードと同じパスワードを設定した。「実物のマイナンバーカードの署名用パスワードと同じ英数字を入力」をオンにすると自動で入力される。






「完了」ボタンをタップすると手続きは完了となる。


通知らしきものは届かなかったが、問題なく登録できたので心配する必要はない。




無事にマイナポータルアプリのトップページに「iPhoneのマイナンバーカードを利用できます」と表示された。
実際に使える機能と注意点
iPhoneに登録されたマイナンバーカード機能を使うことで、以下のようなサービスが利用可能となる。
- マイナポータルへのログイン
- コンビニでの住民票・課税証明書の取得(スマホと連携)
- オンラインでの確定申告(e-Tax連携)
- 健康保険証としての利用(医療機関が対応している場合)
注意点として
- スマホ用電子証明書は1台の端末にしか登録できない。
- 物理的なマイナンバーカードは引き続き利用可能で、スマホとの併用も可能。
- スマホを機種変更する場合は、旧端末での解除後に新端末で再登録が必要。
- 紛失・盗難時には、すぐにマイナポータル等から証明書の停止手続きを行うことが望ましい。
セキュリティ面ではAppleのセキュアエンクレーブを活用した保護構造が採用されており、端末紛失時もFace IDやパスコードにより本人以外のアクセスは困難となっている。
まとめ
マイナンバーカードをiPhoneに搭載できるようになったことで、日常生活の利便性は格段に向上する。特にカードの持ち歩きが不要となる点は、ミニマリズムを追求するFIRE志向者にとっても大きなメリットといえる。
設定には数分程度しかかからず、一度登録すれば以降の各種手続きがスムーズになる。今後、健康保険証や運転免許証の統合、各種行政サービスの完全デジタル化が進む中で、スマホが身分証明書としての地位を確立するのは間違いない。
iPhoneユーザーであれば、ぜひこの機会にスマホへのマイナンバーカード登録を試してみてほしい。
