7月14日週(2025年)のS&P500のパフォーマンスはどうだった?

S&P500

2025年7月14日週のS&P500は、前週終値6,259.75からやや上昇し、週末の終値は6,296.79となった。前週比で+37.04ポイント(+0.59%)と、緩やかながら続伸を記録した。特筆すべきは、週間を通じて大きな変動が少なかった点である。市場はCPIや雇用統計といった重要イベントをすでに通過しており、投資家の関心は来週から本格化する企業決算に移りつつある。

S&P500のチャート

週初は前週終値付近から始まり、一時は下落する場面も見られたが、7月17日(水)以降にかけてじわじわと買いが入り、週末には最高値圏を維持して終了した。史上最高値を更新した前週の勢いはやや落ち着いたものの、堅調な基調は維持された形である。

目次

金融決算を皮切りに決算シーズン本格化

この週は、米国の大手金融機関が決算を発表し、いよいよ本格的な決算シーズンが始まった。JPモルガン、バンク・オブ・アメリカ、シティグループなどの銀行株が決算を発表し、おおむね市場予想を上回る内容となった。

特に金利の高止まりが収益を支え、純利益の伸びにつながったとの分析が多かった。これを受けて金融セクターは週を通じて堅調に推移したが、S&P500全体を大きく押し上げるほどのインパクトには至らなかった。

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投資家は来週から本格化するテック系大型株の決算に注目しており、今週は「小休止」といったムードが強かったといえる。

経済指標はやや静か、インフレ懸念も後退

経済指標の発表は比較的少なかったが、7月16日(火)に発表された小売売上高は前月比+0.2%と市場予想の+0.1%を上回る結果となった。これは個人消費の底堅さを示唆するものであり、リセッション懸念を後退させた。

一方で、FRB関係者による発言では「利下げを急ぐ必要はない」とのタカ派的なコメントも散見されたが、株式市場への影響は限定的であった。

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長期金利は小幅に上昇したものの、全体的には落ち着いた水準にとどまっており、株式市場に対するプレッシャーとはならなかった。

セクター別ではディフェンシブ株が優位

この週は特定セクターが強く上昇するというよりも、全体的に小幅な値動きにとどまった週であった。ただし、相対的には生活必需品、ヘルスケアといったディフェンシブ株に資金が入りやすい状況であった。

テクノロジー株は、来週以降の決算発表を前に様子見ムードが強く、半導体関連株は利益確定の売りに押される場面もあった。

エネルギー株は原油価格が小動きにとどまったこともあり、方向感に欠ける展開であった。

S&P500

投資家心理とボラティリティ

VIX指数は週を通じて13〜14台で安定して推移し、投資家の不安心理は非常に低い水準にある。ボラティリティの低下は市場の安定を意味するが、一方でポジションが積み上がりすぎているとの指摘も一部にある。

S&P500の出来高は過去4週間平均をわずかに下回っており、やや様子見姿勢が強まっている印象である。

今後の注目ポイント

7月第3週以降はテクノロジー大手の決算が相次ぎ発表される予定である。特にマイクロソフト、アルファベット、テスラなどの結果がS&P500の方向性を大きく左右するとみられている。

また、FRBの次回会合(7月末)に向けて、インフレ関連データやパウエル議長の発言も注目されるだろう。市場は「9月利下げ」の可能性を織り込みつつあるが、経済データ次第でその見方は変動する可能性がある。

市場は依然として高値圏にあるため、良好な決算内容で上昇を続けることができるか、それとも期待剥落で一時的な調整を迎えるかが試される展開となる。

まとめ

2025年7月14日週のS&P500は前週比+0.59%と小幅に上昇し、6,296.79で週を終えた。企業決算の出足は堅調であり、金融株を中心に安定した動きが見られた。

インフレ指標や金利動向も落ち着きを見せ、株式市場は次なるイベントを前に足場を固める展開となった。来週以降のテクノロジー株決算が相場のモメンタムを左右するカギとなるであろう。

S&P500

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