管理費とは?
管理費とは、分譲マンションを維持・運営するために、マンションの所有者(区分所有者)が毎月支払う費用である。管理費は、マンション共用部分の清掃や設備の維持管理、管理人の人件費、共用部の光熱費などに充てられる。
管理費の主な用途
- 共用部の清掃や維持管理(エントランス、廊下、エレベーターなど)
- 管理人や警備員の人件費
- 共用部の電気・水道・ガス代
- マンションの管理組合運営費
- 防犯カメラやオートロックなどのセキュリティ費用
- 各種共用施設(ジム・ラウンジ・ゲストルームなど)の維持費
管理費の額は、マンションの規模や設備、サービスの充実度によって異なる。例えば、24時間管理人が常駐するマンションや、プール・ジムなどの共用施設が充実している物件では管理費が高くなる傾向にある。
修繕積立金とは?
修繕積立金とは、マンションの大規模修繕工事や共用部分の修理・交換を行うために、長期的に積み立てる資金である。建物の劣化は避けられないため、計画的に資金を確保しておくことで、将来的な修繕費用を賄うことができる。
修繕積立金の用途
- 外壁や屋上の補修工事
- エレベーターの改修・交換
- 給排水設備の修理や更新
- 共用部の塗装や防水工事
- 電気・空調設備の修繕
修繕積立金は、建物の老朽化に伴い増額されるケースが多い。新築時は比較的低額に設定されているが、10~15年ごとに行われる大規模修繕のため、徐々に負担が増えることが一般的である。
東京都の管理費・修繕積立金の平均額
東京都におけるマンションの管理費・修繕積立金の相場を見てみる。
管理費の平均額
- 1㎡あたりの平均管理費:約200~400円
- 専有面積50㎡の場合:月額10,000~20,000円
- 専有面積70㎡の場合:月額14,000~28,000円


一般的に、都心の高級マンションや設備が充実したマンションでは管理費が高額になりやすい。
修繕積立金の平均額
- 1㎡あたりの平均修繕積立金:約200~300円
- 専有面積50㎡の場合:月額10,000~15,000円
- 専有面積70㎡の場合:月額14,000~21,000円


修繕積立金は、築年数が経過するにつれて増額される傾向にある。例えば、新築時には月額8,000円程度だった修繕積立金が、築10~15年を迎える頃には倍以上に引き上げられるケースも珍しくない。
実際の費用を公開
実際にかかっている管理費や修繕積立金の詳細を紹介する。


2025年3月分の管理費・修繕積立金
| 項目 | 金額(円) |
|---|---|
| 管理費 | 22,840 |
| 駐車場使用料 | 3,500 |
| 修繕積立金 | 19,620 |
| 合計 | 45,960 |
占有面積90㎡だが、毎月の管理費が22,840円、修繕積立金が19,620円となっており、駐車場の使用料を含めると合計45,960円の維持費が発生している。


約20年前の入居時の管理費は月額で約19,000円、修繕積立金は約3,000円だったため、管理費は約1.2倍、修繕積立金は約7倍に増えている計算になる。


まとめ
分譲マンションを所有すると、毎月の管理費や修繕積立金がかかる。管理費は共用部分の維持管理に、修繕積立金は将来的な大規模修繕のための資金として積み立てられる。
東京都のマンションでは、管理費は1㎡あたり200~400円、修繕積立金は1㎡あたり200~300円が一般的な相場である。これらの費用は、マンションの立地や設備によって大きく変動するため、購入時には将来的な負担増加も視野に入れて計画を立てることが重要である。
また、築年数が経過すると修繕積立金が増額されることが多いため、長期的な資金計画をしっかりと考えた上でマンションを購入・維持する必要がある。

